萌特化書店員 : 本屋の売場から

本屋の売場から

2015年冬アニメの人気を書店の売場から考察

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今回の集計、ちょっとさみしい…

新年あけましてもうひと月経ってしまいまして、冬アニメも順調にレコーダーに未見のものが増えていっている今日このごろなんですけれども(チョットマテコラ

久しぶりにですが、またこの企画をちょいとやってみよう、と思って一応データ取ったんですけれども、今回書店の売場内に原作があるタイトルっていうのがホントに少なくって、そこからさらに2期3期4期と新規でないタイトルのものを除外したら残ったの10タイトルでした・・・多い時は20タイトルくらいあるんですけどね…ちょっとさみしい。傍目から見ててもゲーム畑のデレマスや艦これが話題かっさらっちゃって草も生えないところの話題を無理やり持ってきてる感いなめないもんで、ってあぁ前置きもういいですかそうですか本題行きましょうかねぇ。

毎度ながらのテンプレではありますが、2015年1月始まりのアニメの売れ行きを私の職場で見るとどうなるかっていうものです。相変わらず2期以上ものは省いていますがこれは「アニメ化」に感化されて原作を手にとって買って行かれたファンの動きを見てみたいと思っているのでそういった形にさせて頂いてますのでよろしくおねがいします。それで、これもまたテンプレですが今までは各々のシーズンごとに売上冊数の一番高いタイトルの数字を基準にしてましたが、今回も過去のとある時期のとあるタイトル(その時期で一番売れたタイトルです)が基準になっていますがどのタイトルかについては特に申し上げません。今回は売上冊数からのデータしか出てきませんし、全てに同じ計算式をあてはめてますので順位自体にこの数字がどうだからといって変動がおきるようなことはありませんので。

今回は数が少ないのでもうまとめてデータ上げますね。まずは販売ポイントから続きを読む

「ゆるゆり」の通常版と限定版の比率がなんかおかしいという話

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たまには真面目に本屋らしい話でもしようかねぇと思うわけですけれども、今日のお題は「ゆるゆり」。先日最新の13巻が発売になりましたね。

1月の会議の際に、というかここ何回かゆるゆりの新刊が出るタイミングで毎回話しが上がるんですけれども、一迅社の発注担当してる先輩が「いや〜、『ゆるゆり』さぁ、なんで通常版が売れないんだろう。」って言うんですよ。

いや、ゆるゆり自体の販売ベースは落ちてないんですよ。毎回特装版が足らなくって通常版が残る。で、通常版買ってくれなくて特装版の補充が入ると特装版が売れる。こんな塩梅なのです。

もし気になったら今度本屋(orアニメショップ)に足を運んだ際に売場をながめてみてください。13巻の通常版と特装版がどういうふうに並んでいるかを。特装版が盛々で通常版が影を潜めたところにひっそりとあるに違いないのです。(実際近所のアニ◯イトは新刊平台に特装版鬼盛りで通常版はサブの棚にひっそりとありましたけどね)



こっそーり書いとくと、自分とこは入荷の比率が

 通常版 : 限定版 = 2 : 8 デス。

普通はどんなに多くても 6:4 くらいなんですよ…わけがわからないよ

2014年春アニメの人気を書店の売場から考察

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さーて、今回からちょっとデータ化するにあたってイロイロと簡略化してます。

2014年4月始まりのアニメの売れ行きを私の職場で見るとどうなるかっていうものです。相変わらず2期ものは省いていますがこれは「アニメ化」に感化されて原作を手にとって買って行かれたファンの動きを見てみたいと思っているのでそういった形にさせて頂いてますのでよろしくおねがいします。集計した数字は直近1ヶ月のものになりますので放映開始前分も含まれていますが、これは売り場を作るにあたって実際のところ3月の下旬には冬アニメと入れ替えを行っていますので売場の展開と前評判の部分も評価に加えていいんじゃないかなと思ったのでこの算定期間になりました。ここのところはこれまでとはちょっと考え方変えてますね。

で、今までは各々のシーズンごとに売上冊数の一番高いタイトルの数字を基準にしてましたが、今回は過去のとある時期のとあるタイトル(同時期で一番売れたタイトルです)が基準になっていますがどのタイトルかについては特に申し上げません。今回は売上冊数からのデータしか出てきませんし、全てに同じ計算式をあてはめてますので順位自体にこの数字がどうだからといって変動がおきるようなことはありませんので。

発表についても今回はちょっと趣向を変えてみてみようかなと思います。続きを読む

2014年冬アニメの人気を書店の売場的に考察

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しばらくおやすみしてましたが、久しぶりにまとめてみました。

〜2014年冬アニメの人気を書店の売場的に考察〜


この考察ではアニメ放映開始の前後1ヶ月ずつの全店計データを基に、「どれだけ売れたか」「どれだけ伸びたか」というのをデータとして出しています。調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。なお、2クール目や2期目などについてはこの考察ではカウントしてません。新規アニメ化タイトルのみになります。

・販売冊数(pt)
放映開始1ヶ月の販売冊数を元に、同一の係数をかけてポイントにしたものです。1位は1000ptになります。

・売上上昇率(%)
放映開始1か月後の売れ方が、放映1ヶ月前の販売実績と比べてどれだけ伸びたかという値です。
100%で前年同数、200%なら前年の倍売っているということです。

・販促効果指数(pt)
上記2つの値をかけ合わせたものです。

ではさっそく販売冊数から。続きを読む

2012年春アニメの人気を書店の売場的に考察

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ゴールデンウィークなにそれおいしいの?
というわけで、新年度が始まって1ヶ月が経ちました。新しく始まったアニメも大体放映から1ヶ月が経過というところでしょう。毎回恒例の売れ行き調査を行いたいと思います。いやしかし今回は調べるタイトル多くてあせったわ…ここ最近は十数タイトルくらいだったのに20超えちゃってますからね。

この考察ではアニメ放映開始の前後1ヶ月ずつの全店計データを基に、「どれだけ売れたか」「どれだけ伸びたか」というのをデータとして出しています。調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。なお、「咲-saki-阿知賀編」についてですが、阿知賀編はおもいっきり新刊タイトルなのでちょっとデータとしては不適当ですので「咲-saki-」1巻(ISBN:9784757517820)のデータを持ってきていますので予めご了承ください。

・販売冊数(pt)
放映開始1ヶ月の販売冊数を元に、同一の係数をかけてポイントにしたものです。1位は1000ptになります。

・売上上昇率(%)
放映開始1か月後の売れ方が、放映1ヶ月前の販売実績と比べてどれだけ伸びたかという値です。
100%で前年同数、200%なら前年の倍売っているということです。

・人気指数(pt)
上記2つの値をかけ合わせたものです。前回2012冬のデータではこの人気指数を作れないイレギュラーなタイトルがありすぎてできませんでした(モーパイが発売前データなしとかね)が、今回は各タイトル元から棚にあったタイトルがそろっていますのでこのデータも採用させて頂きます。

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2012年冬アニメの人気を書店の売場的に最終考察

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テテテロテン♪ \(・ω・)/Let'sにゃー!

さぁとある書店の全体売上からアニメ人気を考察してみる毎度のまとめ記事です。今期はみなさん最後まで何を見てらしたんでしょうね。私は「パパ聞き」「ハイスクールD×D」「あの夏」「モーパイ」「らぐりん」といったところでしょうか。まー私の話はどうでもいいですね。考察いきましょう考察。

いつものテンプレですが、私の会社はとら○あなみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。一応会社全体の数字ですのであらかじめお断りしておきます。そんなちっちゃい規模じゃないのよ?

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。

今回は放映開始3ヶ月分のデータを基にしています。


・販売冊数(pt)
1ヶ月集計時の1位「妖狐×僕SS」の販売冊数から各タイトルの3ヶ月分のデータとあわせて計算しています。ですので1ヶ月の時とは違って1位は1000ptにはなりません。

・売上上昇比率(%)
2011年10月から12月の販売冊数と比べた2012年1月から3月までの販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。前期と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

ではさっそく販売冊数からいきましょう。続きを読む

2012年冬アニメの人気を書店の売場的に考察

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1年前のこの時期、ISがバカ売れしてました(他意はございません)

というわけで、年が明けて1ヶ月。新作アニメの放映も始まって1ヶ月。毎回恒例となってます考察のお時間がやって参りました。今回ですね、ちょっと特殊な案件がいくつかありまして、見極めが難しい所ではあるのですが、そのあたりはぶっちゃけ4月の最終集計時に棚上げしておくことにします。

何度も言ってますが、私の会社はアニ○イトみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。一応会社全体の数字ですのであらかじめお断りしておきます。そんなちっちゃい規模じゃないのよ?

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。

今回は放映開始1ヶ月分、年明け1ヶ月のデータを基にしています。


・販売冊数(pt)
1位のタイトルの販売冊数を1000ptとして2位以下は1位のタイトルの販売数に比例したポイント数を割り振っています。持ってきたデータは会社全体の数です。

・売上上昇比率(%)
2011年12月の販売冊数と比べた2012年1月の販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。
前月と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

・人気指標(pt)
(販売冊数)×(売上上昇比率)÷ 100 = 人気指標

それでは今回もさっそく販売冊数ptから見てみましょう。続きを読む

2011年秋アニメの人気を書店の売場的に考察

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やばいやばい、今期観るものが多すぎてやばい。
みなさんごきげんうるわしゅう。もう11月ですよ。早すぎですよ。
というわけで、月が変わって一発目の更新はいつものアレでございます。

"2011年秋アニメの人気を書店の売場的に考察"

10月1日を起点で考えると、秋アニメのシーズンに突入してちょうど1ヶ月になりました。序盤の評価がアニメを見た印象で出てきているくらいだと思いますけれども、じゃあ書店じゃ何が売れてるんだい?という、どれだけ需要があるのかぶっちゃけ書き続けてる当人にも把握できていないんだけれども惰性で続けてるこの企画になります。まずはいつものテンプレいってみよー!

※注意事項*
私の職場はアニ●イトみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。えーと、全店のデータを拾ってますが数店舗とかいう小規模ではないです。あまり店舗数出すと会社特定されちゃうのでそこんとこは勘弁してください。

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。今回から2期以上のタイトルもランキングに復活させました。

・販売冊数(pt)
2011年10月の実績で、各タイトルの販売数を9月の月間販売データで割って1000倍してポイントを出しています。自動的に1位は1000ptになります。

・売上上昇比率(%)
2011年9月の販売冊数と比べた2011年10月の販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。
前月と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

・人気指標(pt)
(販売冊数)×(売上上昇比率)÷ 100 = 人気指標続きを読む

【ラノベ】角川のMF買収は青田買いなのか青田刈りなのか

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角川GHD、リクルート出版子会社を買収(日経)

いや、まさかこんなことになろうとは。
メディアファクトリーが買収によって角川グループホールディングス傘下になったというニュースは昨日の夕方、仕事の休憩中に知り大きく驚きました。

コミックもラノベも大躍進中のMFが角川の軍門・・・なぜに驚いたかというと、MFは伸びに伸びている版元さんだったからに他なりません。ここ最近もMFの勢いの良さはは営業さんの威勢の良さというか販促頑張ってる感があったところにも現れてましたし、MF文庫jは主要なラノベレーベルの中で唯一昨対で2ケタパーセンテージの伸び率を今年に入ってからずっと記録し続けていたところでしたし、この状況はまだまだ続くであろうと思っていたところだったからです。

なので私から見ると伸び続けてるMFを「刈った」という印象が非常に強くありまして・・・MFと角川の数字を見ているとどうも青田刈りだよなぁと思わずにはいられません。青田買いを目論んでいたとしても角川の目測通りにいくのかどうかは未知数な気がします。(「青田刈り」と「青田買い」の違いについては不明であればぐぐってくださいな。)

親会社が移ろうともMFさんには今後も今まで通り頑張っていただきたいと思いますが果たして・・・

んで、今後の勢力図の話。

年末に新レーベル「講談社ラノベ文庫」の刊行が始まりますけれども、エンジンがかかるまで少し時間がかかるでしょうから対抗馬として早く育ってほしいなとは思いますけれども、まぁこれはこれとして、現状の勢力でいくと期待できるのはGA(ソフトバンク)とHJ(ホビージャパン)。GA系のメディア化作品はうまくいってない印象はあるものの、俺修羅や織田信奈での今後の展開に期待したいですし、HJも刊行ペースが良い感じに整いつつある印象ですのでそろそろビックバンが来てもいいんじゃないかなと思うのです。今年は「僕の妹は漢字が読める」でかなり思い切ったことをしてくれましたので、そんなHJに新しい感覚をもっと提供して欲しいと書店員としても一読者としても期待している次第です。

2011年夏アニメの人気を書店の売場的に最終考察

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食欲の秋!読書の秋!スク水の(いわせねーよ?!

ちょっと中間報告の時と同じノリでいくには少々肌寒い。そう、もう10月。
シンジラレナ〜イ。この前コミケ行ったばっかりじゃないの。

という中の人の愚痴を聞き流しつついつものテンプレ〜

※注意事項*
私の職場はアニ●ロみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。(「快盗天使ツインエンジェル」がデータに含まれておりませんが、中間報告でもそうでしたが全店で販売実績がありませんでしたので除外しました。)

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。

※今回から販売冊数の計算方式を中間報告の時とデータが連動するように変更しました。

・販売冊数(pt)
2011年7-9月の実績で、各タイトルの販売数を中間報告1位「うさぎドロップ」の7月月間販売データで割って1000倍してポイントを出しています。持ってきたデータは会社全体の数です。よって、今回の最終考察では1位が1000ptにはなりません

・売上上昇比率(%)
2011年4-6月の販売冊数と比べた2011年7-9月の販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。
前月と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

・人気指標(pt)
(販売冊数)×(売上上昇比率)÷ 100 = 人気指標

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本屋の売場から

2015年02月09日

2015年冬アニメの人気を書店の売場から考察

今回の集計、ちょっとさみしい…

新年あけましてもうひと月経ってしまいまして、冬アニメも順調にレコーダーに未見のものが増えていっている今日このごろなんですけれども(チョットマテコラ

久しぶりにですが、またこの企画をちょいとやってみよう、と思って一応データ取ったんですけれども、今回書店の売場内に原作があるタイトルっていうのがホントに少なくって、そこからさらに2期3期4期と新規でないタイトルのものを除外したら残ったの10タイトルでした・・・多い時は20タイトルくらいあるんですけどね…ちょっとさみしい。傍目から見ててもゲーム畑のデレマスや艦これが話題かっさらっちゃって草も生えないところの話題を無理やり持ってきてる感いなめないもんで、ってあぁ前置きもういいですかそうですか本題行きましょうかねぇ。

毎度ながらのテンプレではありますが、2015年1月始まりのアニメの売れ行きを私の職場で見るとどうなるかっていうものです。相変わらず2期以上ものは省いていますがこれは「アニメ化」に感化されて原作を手にとって買って行かれたファンの動きを見てみたいと思っているのでそういった形にさせて頂いてますのでよろしくおねがいします。それで、これもまたテンプレですが今までは各々のシーズンごとに売上冊数の一番高いタイトルの数字を基準にしてましたが、今回も過去のとある時期のとあるタイトル(その時期で一番売れたタイトルです)が基準になっていますがどのタイトルかについては特に申し上げません。今回は売上冊数からのデータしか出てきませんし、全てに同じ計算式をあてはめてますので順位自体にこの数字がどうだからといって変動がおきるようなことはありませんので。

今回は数が少ないのでもうまとめてデータ上げますね。まずは販売ポイントから続きを読む

gilaile at 00:15|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2015年02月08日

「ゆるゆり」の通常版と限定版の比率がなんかおかしいという話

たまには真面目に本屋らしい話でもしようかねぇと思うわけですけれども、今日のお題は「ゆるゆり」。先日最新の13巻が発売になりましたね。

1月の会議の際に、というかここ何回かゆるゆりの新刊が出るタイミングで毎回話しが上がるんですけれども、一迅社の発注担当してる先輩が「いや〜、『ゆるゆり』さぁ、なんで通常版が売れないんだろう。」って言うんですよ。

いや、ゆるゆり自体の販売ベースは落ちてないんですよ。毎回特装版が足らなくって通常版が残る。で、通常版買ってくれなくて特装版の補充が入ると特装版が売れる。こんな塩梅なのです。

もし気になったら今度本屋(orアニメショップ)に足を運んだ際に売場をながめてみてください。13巻の通常版と特装版がどういうふうに並んでいるかを。特装版が盛々で通常版が影を潜めたところにひっそりとあるに違いないのです。(実際近所のアニ◯イトは新刊平台に特装版鬼盛りで通常版はサブの棚にひっそりとありましたけどね)



こっそーり書いとくと、自分とこは入荷の比率が

 通常版 : 限定版 = 2 : 8 デス。

普通はどんなに多くても 6:4 くらいなんですよ…わけがわからないよ



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2014年04月22日

2014年春アニメの人気を書店の売場から考察

さーて、今回からちょっとデータ化するにあたってイロイロと簡略化してます。

2014年4月始まりのアニメの売れ行きを私の職場で見るとどうなるかっていうものです。相変わらず2期ものは省いていますがこれは「アニメ化」に感化されて原作を手にとって買って行かれたファンの動きを見てみたいと思っているのでそういった形にさせて頂いてますのでよろしくおねがいします。集計した数字は直近1ヶ月のものになりますので放映開始前分も含まれていますが、これは売り場を作るにあたって実際のところ3月の下旬には冬アニメと入れ替えを行っていますので売場の展開と前評判の部分も評価に加えていいんじゃないかなと思ったのでこの算定期間になりました。ここのところはこれまでとはちょっと考え方変えてますね。

で、今までは各々のシーズンごとに売上冊数の一番高いタイトルの数字を基準にしてましたが、今回は過去のとある時期のとあるタイトル(同時期で一番売れたタイトルです)が基準になっていますがどのタイトルかについては特に申し上げません。今回は売上冊数からのデータしか出てきませんし、全てに同じ計算式をあてはめてますので順位自体にこの数字がどうだからといって変動がおきるようなことはありませんので。

発表についても今回はちょっと趣向を変えてみてみようかなと思います。続きを読む

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2014年02月09日

2014年冬アニメの人気を書店の売場的に考察

しばらくおやすみしてましたが、久しぶりにまとめてみました。

〜2014年冬アニメの人気を書店の売場的に考察〜


この考察ではアニメ放映開始の前後1ヶ月ずつの全店計データを基に、「どれだけ売れたか」「どれだけ伸びたか」というのをデータとして出しています。調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。なお、2クール目や2期目などについてはこの考察ではカウントしてません。新規アニメ化タイトルのみになります。

・販売冊数(pt)
放映開始1ヶ月の販売冊数を元に、同一の係数をかけてポイントにしたものです。1位は1000ptになります。

・売上上昇率(%)
放映開始1か月後の売れ方が、放映1ヶ月前の販売実績と比べてどれだけ伸びたかという値です。
100%で前年同数、200%なら前年の倍売っているということです。

・販促効果指数(pt)
上記2つの値をかけ合わせたものです。

ではさっそく販売冊数から。続きを読む

gilaile at 23:05|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年05月04日

2012年春アニメの人気を書店の売場的に考察

ゴールデンウィークなにそれおいしいの?
というわけで、新年度が始まって1ヶ月が経ちました。新しく始まったアニメも大体放映から1ヶ月が経過というところでしょう。毎回恒例の売れ行き調査を行いたいと思います。いやしかし今回は調べるタイトル多くてあせったわ…ここ最近は十数タイトルくらいだったのに20超えちゃってますからね。

この考察ではアニメ放映開始の前後1ヶ月ずつの全店計データを基に、「どれだけ売れたか」「どれだけ伸びたか」というのをデータとして出しています。調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。なお、「咲-saki-阿知賀編」についてですが、阿知賀編はおもいっきり新刊タイトルなのでちょっとデータとしては不適当ですので「咲-saki-」1巻(ISBN:9784757517820)のデータを持ってきていますので予めご了承ください。

・販売冊数(pt)
放映開始1ヶ月の販売冊数を元に、同一の係数をかけてポイントにしたものです。1位は1000ptになります。

・売上上昇率(%)
放映開始1か月後の売れ方が、放映1ヶ月前の販売実績と比べてどれだけ伸びたかという値です。
100%で前年同数、200%なら前年の倍売っているということです。

・人気指数(pt)
上記2つの値をかけ合わせたものです。前回2012冬のデータではこの人気指数を作れないイレギュラーなタイトルがありすぎてできませんでした(モーパイが発売前データなしとかね)が、今回は各タイトル元から棚にあったタイトルがそろっていますのでこのデータも採用させて頂きます。

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2012年04月06日

2012年冬アニメの人気を書店の売場的に最終考察

テテテロテン♪ \(・ω・)/Let'sにゃー!

さぁとある書店の全体売上からアニメ人気を考察してみる毎度のまとめ記事です。今期はみなさん最後まで何を見てらしたんでしょうね。私は「パパ聞き」「ハイスクールD×D」「あの夏」「モーパイ」「らぐりん」といったところでしょうか。まー私の話はどうでもいいですね。考察いきましょう考察。

いつものテンプレですが、私の会社はとら○あなみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。一応会社全体の数字ですのであらかじめお断りしておきます。そんなちっちゃい規模じゃないのよ?

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。

今回は放映開始3ヶ月分のデータを基にしています。


・販売冊数(pt)
1ヶ月集計時の1位「妖狐×僕SS」の販売冊数から各タイトルの3ヶ月分のデータとあわせて計算しています。ですので1ヶ月の時とは違って1位は1000ptにはなりません。

・売上上昇比率(%)
2011年10月から12月の販売冊数と比べた2012年1月から3月までの販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。前期と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

ではさっそく販売冊数からいきましょう。続きを読む

gilaile at 17:08|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2012年02月02日

2012年冬アニメの人気を書店の売場的に考察

1年前のこの時期、ISがバカ売れしてました(他意はございません)

というわけで、年が明けて1ヶ月。新作アニメの放映も始まって1ヶ月。毎回恒例となってます考察のお時間がやって参りました。今回ですね、ちょっと特殊な案件がいくつかありまして、見極めが難しい所ではあるのですが、そのあたりはぶっちゃけ4月の最終集計時に棚上げしておくことにします。

何度も言ってますが、私の会社はアニ○イトみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。一応会社全体の数字ですのであらかじめお断りしておきます。そんなちっちゃい規模じゃないのよ?

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。

今回は放映開始1ヶ月分、年明け1ヶ月のデータを基にしています。


・販売冊数(pt)
1位のタイトルの販売冊数を1000ptとして2位以下は1位のタイトルの販売数に比例したポイント数を割り振っています。持ってきたデータは会社全体の数です。

・売上上昇比率(%)
2011年12月の販売冊数と比べた2012年1月の販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。
前月と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

・人気指標(pt)
(販売冊数)×(売上上昇比率)÷ 100 = 人気指標

それでは今回もさっそく販売冊数ptから見てみましょう。続きを読む

gilaile at 19:23|PermalinkComments(5)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年11月01日

2011年秋アニメの人気を書店の売場的に考察

やばいやばい、今期観るものが多すぎてやばい。
みなさんごきげんうるわしゅう。もう11月ですよ。早すぎですよ。
というわけで、月が変わって一発目の更新はいつものアレでございます。

"2011年秋アニメの人気を書店の売場的に考察"

10月1日を起点で考えると、秋アニメのシーズンに突入してちょうど1ヶ月になりました。序盤の評価がアニメを見た印象で出てきているくらいだと思いますけれども、じゃあ書店じゃ何が売れてるんだい?という、どれだけ需要があるのかぶっちゃけ書き続けてる当人にも把握できていないんだけれども惰性で続けてるこの企画になります。まずはいつものテンプレいってみよー!

※注意事項*
私の職場はアニ●イトみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。えーと、全店のデータを拾ってますが数店舗とかいう小規模ではないです。あまり店舗数出すと会社特定されちゃうのでそこんとこは勘弁してください。

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。今回から2期以上のタイトルもランキングに復活させました。

・販売冊数(pt)
2011年10月の実績で、各タイトルの販売数を9月の月間販売データで割って1000倍してポイントを出しています。自動的に1位は1000ptになります。

・売上上昇比率(%)
2011年9月の販売冊数と比べた2011年10月の販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。
前月と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

・人気指標(pt)
(販売冊数)×(売上上昇比率)÷ 100 = 人気指標続きを読む

gilaile at 22:18|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年10月13日

【ラノベ】角川のMF買収は青田買いなのか青田刈りなのか

角川GHD、リクルート出版子会社を買収(日経)

いや、まさかこんなことになろうとは。
メディアファクトリーが買収によって角川グループホールディングス傘下になったというニュースは昨日の夕方、仕事の休憩中に知り大きく驚きました。

コミックもラノベも大躍進中のMFが角川の軍門・・・なぜに驚いたかというと、MFは伸びに伸びている版元さんだったからに他なりません。ここ最近もMFの勢いの良さはは営業さんの威勢の良さというか販促頑張ってる感があったところにも現れてましたし、MF文庫jは主要なラノベレーベルの中で唯一昨対で2ケタパーセンテージの伸び率を今年に入ってからずっと記録し続けていたところでしたし、この状況はまだまだ続くであろうと思っていたところだったからです。

なので私から見ると伸び続けてるMFを「刈った」という印象が非常に強くありまして・・・MFと角川の数字を見ているとどうも青田刈りだよなぁと思わずにはいられません。青田買いを目論んでいたとしても角川の目測通りにいくのかどうかは未知数な気がします。(「青田刈り」と「青田買い」の違いについては不明であればぐぐってくださいな。)

親会社が移ろうともMFさんには今後も今まで通り頑張っていただきたいと思いますが果たして・・・

んで、今後の勢力図の話。

年末に新レーベル「講談社ラノベ文庫」の刊行が始まりますけれども、エンジンがかかるまで少し時間がかかるでしょうから対抗馬として早く育ってほしいなとは思いますけれども、まぁこれはこれとして、現状の勢力でいくと期待できるのはGA(ソフトバンク)とHJ(ホビージャパン)。GA系のメディア化作品はうまくいってない印象はあるものの、俺修羅や織田信奈での今後の展開に期待したいですし、HJも刊行ペースが良い感じに整いつつある印象ですのでそろそろビックバンが来てもいいんじゃないかなと思うのです。今年は「僕の妹は漢字が読める」でかなり思い切ったことをしてくれましたので、そんなHJに新しい感覚をもっと提供して欲しいと書店員としても一読者としても期待している次第です。



gilaile at 07:58|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加

2011年10月01日

2011年夏アニメの人気を書店の売場的に最終考察

食欲の秋!読書の秋!スク水の(いわせねーよ?!

ちょっと中間報告の時と同じノリでいくには少々肌寒い。そう、もう10月。
シンジラレナ〜イ。この前コミケ行ったばっかりじゃないの。

という中の人の愚痴を聞き流しつついつものテンプレ〜

※注意事項*
私の職場はアニ●ロみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。(「快盗天使ツインエンジェル」がデータに含まれておりませんが、中間報告でもそうでしたが全店で販売実績がありませんでしたので除外しました。)

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。

※今回から販売冊数の計算方式を中間報告の時とデータが連動するように変更しました。

・販売冊数(pt)
2011年7-9月の実績で、各タイトルの販売数を中間報告1位「うさぎドロップ」の7月月間販売データで割って1000倍してポイントを出しています。持ってきたデータは会社全体の数です。よって、今回の最終考察では1位が1000ptにはなりません

・売上上昇比率(%)
2011年4-6月の販売冊数と比べた2011年7-9月の販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。
前月と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

・人気指標(pt)
(販売冊数)×(売上上昇比率)÷ 100 = 人気指標

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gilaile at 23:30|PermalinkComments(0)TrackBack(0)このエントリーをはてなブックマークに追加