しばらくおやすみしてましたが、久しぶりにまとめてみました。

〜2014年冬アニメの人気を書店の売場的に考察〜


この考察ではアニメ放映開始の前後1ヶ月ずつの全店計データを基に、「どれだけ売れたか」「どれだけ伸びたか」というのをデータとして出しています。調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。なお、2クール目や2期目などについてはこの考察ではカウントしてません。新規アニメ化タイトルのみになります。

・販売冊数(pt)
放映開始1ヶ月の販売冊数を元に、同一の係数をかけてポイントにしたものです。1位は1000ptになります。

・売上上昇率(%)
放映開始1か月後の売れ方が、放映1ヶ月前の販売実績と比べてどれだけ伸びたかという値です。
100%で前年同数、200%なら前年の倍売っているということです。

・販促効果指数(pt)
上記2つの値をかけ合わせたものです。

ではさっそく販売冊数から。

2014winter01

「鬼灯の冷徹」がホントよく売れてくれました。2位の「ノラガミ」、3位の「ウィッチクラフトワークス」で講談社タイトルが123フィニッシュです。ニセコイの位置がね…いや、ホントはもっと売れてていいんですけどね。入らなくて。

もっと刷っていいんだよ?(謎)


つづいて売上上昇率。

2014winter02

いやぁ、バク上げでした「のうりん」。宇宙一(売上)伸びてるよ〜
未確認で進行形は東京以外地上波ネットしてない割には売り伸ばせたというところ、BSやネット配信もある程度考慮してもいいなというデータが結構増えてますね。「pupa」はもっと伸びると思ったんですけどねぇ…話題が先行しすぎたかな。


そんでもって最後に販売効果指数

2014winter03

とにかく「鬼灯の冷徹」があっちゅー間に在庫が一度底をつきまして、追加も売れ売れな状態が続いてます。「のうりん」も安定して売上を伸ばしてます。ウィッチクラフトワークスはもっと伸びると見込んでます。こうして眺めると、やっぱりニセコイの位置に関してはちょっと納得できないなという意見はごもっともです。だって市場在庫少ない時間長かったから(理由とかは省きますが…)。もっと流通量あれば2000くらいは指数あったはず…中高生の問い合わせ多かったですし。


まぁあくまでも現時点での「データのうちのひとつ」として参考に加えていただければ幸いです。