テテテロテン♪ \(・ω・)/Let'sにゃー!

さぁとある書店の全体売上からアニメ人気を考察してみる毎度のまとめ記事です。今期はみなさん最後まで何を見てらしたんでしょうね。私は「パパ聞き」「ハイスクールD×D」「あの夏」「モーパイ」「らぐりん」といったところでしょうか。まー私の話はどうでもいいですね。考察いきましょう考察。

いつものテンプレですが、私の会社はとら○あなみたいなアニメ専門店ではなく一般書店ですので、多少他とはデータが異なってくるとは思いますが、そのあたりは一指標として参考にしていただければと思います。一応会社全体の数字ですのであらかじめお断りしておきます。そんなちっちゃい規模じゃないのよ?

調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの1巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。

今回は放映開始3ヶ月分のデータを基にしています。


・販売冊数(pt)
1ヶ月集計時の1位「妖狐×僕SS」の販売冊数から各タイトルの3ヶ月分のデータとあわせて計算しています。ですので1ヶ月の時とは違って1位は1000ptにはなりません。

・売上上昇比率(%)
2011年10月から12月の販売冊数と比べた2012年1月から3月までの販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。前期と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。

ではさっそく販売冊数からいきましょう。
販売pt
2012winter01

「妖狐×僕SS」「男子高校生の日常」がダントツでした。特に群を抜いた勢いだった「妖狐×僕SS」、入れては無くなり入れては無くなりの繰り返しだったことも特筆しておきたいと思います。更にいうと両方共スクエニの作品であるということも付随しておきたい。今期はスクエニの天下であったと言っても過言ではないでしょう。

テルマエロマエに関してはアニメ効果というよりは実写のほうの阿部寛インパクトの効果のほうがでかかったんじゃないだろうかと思うんですよね。売場でお客さん達が話してたりするのを聞く限り。あ、「るるぶテルマエ・ロマエ[AA]」なんていう旅行ムックまででちゃいました。

ハイスクールD×Dは個人的に大プッシュでしたのですが、放映終了前後にまた一気にドカンと売れまして、私の前の職場で積んでたのが全部捌けたというまさかの快挙を成し遂げています。BRAVE10は女性からの問い合わせ多数、パパ聞きはもうちょっと伸びて欲しかった…

ちなみにですが、1月のデータと3ヶ月のデータをまとめたのが以下になります。

2012winter02

これを見ても「妖狐×僕SS」がずーっと売れてたというのがよくお分かりいただけると思います。
売上上昇率(%)
2012winter03

うん、そのーモーパイに関してですが放映開始前にウチの会社の棚リストに載ってなかったから基本的に注文受けてない限り販売データ無いのよね…放映開始直前にセットで入れた分がどこかのお店で数冊売れただけだと思うのでこの数字だと思います。でもね、単価も高いし「朝日ソノラマノベルズ」だしという中でこの数字は頑張ったもんだと思います。ゼロの使い魔・・・架け替えカバーの水増しデータなのでこの数字は認めたくないかな。ただ、自分の店に関して言えば、綺麗に1冊づつ売れてまして多分同じ人が全巻買っていったんだと思う。長いシリーズなので1巻から全部買っていただけるとはと驚きと共に感謝申し上げたい次第です。(自分の店は規模小さい支店なので)

ですので、このデータを見るにあたって、「ミニスカ宇宙海賊(モーレツ宇宙海賊)」と「ゼロの使い魔」のパーセンテージに関しては見て見ぬふりをしていただければと思います。これは参考にならない!

上記2作品を除くと「リコーダーとランドセル」が実は密かに伸び続けてたタイトルでして、先ほどの販売冊数の単月通期のデータで3倍超の販売を記録してました。気づいたら無くなってたという声をよく聞きましたね。「キルミーベイベー」は私の周りでつまらんつまらん言ってたわりには売れてくれたので正直ホッとしてます(切実に)

とまぁこんな感じですが、今期はどう見てもスクエニの独壇場でした。来期はどういう様相になるでしょうか、次回は5月はじめに「2011年春アニメの人気を書店の売場的に考察」をお届けする予定です。それではみなさん\(・ω・)/Let'sにゃー!

【関連】
2012年冬アニメの人気を書店の売場的に考察
(1月時点でのデータ)