昨年10月から始まったアニメたちも続々と最終回を迎え、世間的には1月開始の冬アニメの動向にはやくも話が移ってますね。名古屋はぼちぼち流れ始めてるっていう感じなんですけれども。まぁもっとも田舎の方に飛んでったギルはテレビ愛知が見れな（以下略
というわけで、2010年秋アニメを書店の売場的に最終評価してみようというわけで11月に書いた月例短観に引き続きまして四半期（1クール）の動きを丸っとまとめてみましょうという具合です。今回ももちろん中の人が日々働いている店はアニメ専門店とは違い一般書店ですので、ベクトルの方向が若干一般ぴーぽーの方に流れているかもしれませんけれども、ひとつのデータとして参照していただければと思います。
※私の働いてる「店」ではなくて「会社」のデータです。
「1店舗」のデータではなく「全店舗」のデータです。
調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの１巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。また、今回は夏からの継続タイトル（２クール目）も対象外です。一応データは取りましたがみごとに前月比が割れてますので参考にすらなりません。
今回は1クールすなわち10月から12月まで3ヶ月のデータを基にしています。
・販売冊数(pt)
1位のタイトルの販売冊数を1000ptとして2位以下は1位のタイトルの販売数に比例したポイント数を割り振っています。持ってきたデータは会社全体の数です。
・売上上昇比率(%)
7-9月の販売冊数と比べた10-12月の販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。
前月と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。
・人気指標(pt)
（販売冊数）×（売上上昇比率）÷ 100 = 人気指標
では今回もさっそく、販売冊数から見ていきましょう。
01位：[ﾗ]俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1000pt
02位：[ｺ]バクマン。 930pt
03位：[ｺ]それでも町は廻っている 666pt
04位：[ｺ]GIANT KILLING 571pt
05位：[ｺ]神のみぞ知るセカイ 503pt
06位：[ﾗ]とある魔術の禁書目録 423pt
07位：[ｺ]侵略！イカ娘 417pt
08位：[ｺ]海月姫 393pt
09位：[ｺ]荒川アンダーザブリッジ 374pt
10位：[ｺ]心霊探偵八雲 345pt
11位：[ﾗ]百花繚乱 342pt
12位：[ｺ]おとめ妖怪ざくろ 324pt
13位：[ｺ]そらのおとしもの 296pt
14位：[ﾗ]えむえむっ！ 257pt
15位：[ｺ]FORTUNE ARTERIAL 199pt
16位：[ｺ]咎狗の血 194pt
17位：[ｺ]ヨスガノソラ 156pt
18位：[ｺ]ToLOVEる 111pt
※[ﾗ]ライトノベル1巻目参照、[ｺ]コミック単行本1巻目参照
短観ではバクマン。が1位でしたが最終的には「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」がトップセールスを記録しました。しかもライトノベルでこの勢いというのは相当なものだと言えると思います。ライトノベル勢では禁書目録が最終的な順位を上げています。もともと安定して売れている傾向はありましたので、その勢いが続きに続いていると言っていいでしょう。
（短観ではイカ娘が驚異の3000%を記録）
01位：侵略！イカ娘 1396%
02位：咎狗の血 1052%
03位：えむえむっ！ 612%
04位：それでも町は廻っている 603%
05位：ヨスガノソラ 570%
06位：神のみぞ知るセカイ 499%
07位：FORTUNE ARTERIAL 436%
08位：そらのおとしもの 398%
09位：百花繚乱 366%
10位：海月姫 342%
11位：俺の妹がこんなに可愛いわけがない 326%
12位：バクマン。 270%
13位：ToLOVEる 222%
14位：おとめ妖怪ざくろ 211%
15位：GIANT KILLING 174%
16位：とある魔術の禁書目録 173%
17位：心霊探偵八雲 150%
18位：荒川アンダーザブリッジ 105%
それでもやっぱり強かったイカ娘。
前四半期比で14倍もの伸びを記録して侵略されましたでゲソ。
また、ヨスガノソラが最終的にはかなり伸びてきてましたね。
いいタイミングで続巻も発売されてましたので。
まぁこうしてみると、販売冊数では上の方にいた禁書目録はもともとよく売れていたというのがこのデータから裏付けることが出来るかと思います。
さて、この企画では最終的に販売ポイントと上昇率をかけ合わせた数値で「書店の売場から見てアニメ化によって盛り上がった作品」の順位をつけております。四の五の言わずに早速結果を見てみましょう
まずは６位から１８位まで一気に！（この指標にはアニメのタイトルを入れてます。）
第06位：「咎狗の血」2037pt
第07位：「えむえむっ！」1570pt
第08位：「海月姫」1344pt
第09位：「百花繚乱」1250pt
第10位：「そらのおとしものf」1178pt
第11位：「GIANTKILLING」993pt
第12位：「ヨスガノソラ」886pt
第13位：「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」869pt
第14位：「とある魔術の禁書目録」731pt
第15位：「おとめ妖怪ざくろ」682pt
第16位：「心霊探偵八雲」516pt
第17位：「荒川アンダーザブリッジ2」393pt
第18位：「もっとToLOVEる」246pt
多少順位変動はありましたが、まぁこんな感じかなと思います。
個人的には「百花繚乱」を売場で押してまして、いけるだろうとおもっていたのですが予想よりも動きが悪くて失敗したなぁと反省している次第ですorz
それでは上位の発表に移りましょう。
【第5位】2506pt
「バクマン。」
さすがジャンプの連載作品といったところでしょうか。もともと売れていた作品ではありますが、もともとの販売推移にある程度のアニメ化効果が上乗せされた感があります。
【第4位】2511pt
「神のみぞ知るセカイ」
数値としてはバクマン。とかなりの僅差にはなっていますけれども、上昇率がバクマン。よりもかなり高めでしたので、アニメ化の勢いはかなりのものだったと言っていいと思います。
【第3位】3261pt
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
ホントよく頑張ったと思います。版元の小刻みな補充があったおかげですね。
ただ、もともと売れていた作品でしたので上昇率でちょっと伸び悩んだ感が。ただまちがいなくいろんな意味で話題をさらいつづけていた作品なのは間違いないですね。
【第2位】4015pt
「それでも町は廻っている」
販売数、上昇率ともに申し分ない結果です。大きく話題になることはありませんでしたけれども、それでも観る人の心をつかんで、そして原作を買おうと強く思わせるほどの作品だったと言えるでしょう。
そして
栄えある
第1位はっ
【第1位】5813pt
◯ ＿＿_＿＿
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// │ ／ ./ : : : : ,:|--八 : : : : 八--|、: : ヽ ＼ /
// │ く / : : : ／:∧/ ＼／ Ｖﾊ:＼: : : :, 冫 ./
// / ＼| : : : : : /,ｘ≠ﾐ､ ｜: : : : : i／ ／
// / |/＼: : :〃 んﾊ ＿ | : :,:ｲヽ:| ./
// / {ヽ从 弋:り , ´￣｀ヾイ }:! │
// / .!ヽ|:. ＿＿__ |: |.ﾉ:| ./
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//＜ この記事は侵略されました ＿＿＿＿＿＼
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「侵略！イカ娘」
最終的にも 大☆勝☆利 だったイカ娘。
私の店1店舗だけでも最後まで勢いが止まることはありませんでした。
やったねイカちゃん！
というわけで、2010年10月開始の秋アニメ、一書店の売場的な人気で一番だったのは「侵略！イカ娘」でした！侵略完了おめでとう！
次は2月に入ってから1月開始の冬アニメの短観考察をやりますのでそちらもお楽しみに〜
【関連】
・2010年秋アニメの人気を書店の売場的に考察（2010.11.14）
・2008春アニメの人気を書店の売場的に考察（2008.05.06）※
・2008冬アニメの人気を書店の売場的にまとめ考察（2008.4.23）※
・2008冬アニメの人気を書店の売場的に考察 （2008.02.05）※
・2007秋アニメを書店の売場的にまとめ考察（2008.01.14）
・2007秋アニメを書店の売場的に考察（2007.10.28）
（※印の5記事は前身のサイトに飛びます。）
うん、別にイカ娘をごり押しで1位にするための記事として書いてるつもりはないんですけどね・・・orz
というわけで、2010年秋アニメを書店の売場的に最終評価してみようというわけで11月に書いた月例短観に引き続きまして四半期（1クール）の動きを丸っとまとめてみましょうという具合です。今回ももちろん中の人が日々働いている店はアニメ専門店とは違い一般書店ですので、ベクトルの方向が若干一般ぴーぽーの方に流れているかもしれませんけれども、ひとつのデータとして参照していただければと思います。
※私の働いてる「店」ではなくて「会社」のデータです。
「1店舗」のデータではなく「全店舗」のデータです。
調査方法は「アニメを見て原作を買っていただいた」という点をこのランキングでは非常に重視しておりますので、各タイトルの１巻のデータを引っ張り出してきています。書店で取り扱っているものに「原作」が無ければ対象外です。また、今回は夏からの継続タイトル（２クール目）も対象外です。一応データは取りましたがみごとに前月比が割れてますので参考にすらなりません。
今回は1クールすなわち10月から12月まで3ヶ月のデータを基にしています。
・販売冊数(pt)
1位のタイトルの販売冊数を1000ptとして2位以下は1位のタイトルの販売数に比例したポイント数を割り振っています。持ってきたデータは会社全体の数です。
・売上上昇比率(%)
7-9月の販売冊数と比べた10-12月の販売冊数の上昇率。増加率ではなく比率です。
前月と同じ冊数が売れていれば値は「100%」です。
・人気指標(pt)
（販売冊数）×（売上上昇比率）÷ 100 = 人気指標
では今回もさっそく、販売冊数から見ていきましょう。
販売冊数(pt)
01位：[ﾗ]俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1000pt
02位：[ｺ]バクマン。 930pt
03位：[ｺ]それでも町は廻っている 666pt
04位：[ｺ]GIANT KILLING 571pt
05位：[ｺ]神のみぞ知るセカイ 503pt
06位：[ﾗ]とある魔術の禁書目録 423pt
07位：[ｺ]侵略！イカ娘 417pt
08位：[ｺ]海月姫 393pt
09位：[ｺ]荒川アンダーザブリッジ 374pt
10位：[ｺ]心霊探偵八雲 345pt
11位：[ﾗ]百花繚乱 342pt
12位：[ｺ]おとめ妖怪ざくろ 324pt
13位：[ｺ]そらのおとしもの 296pt
14位：[ﾗ]えむえむっ！ 257pt
15位：[ｺ]FORTUNE ARTERIAL 199pt
16位：[ｺ]咎狗の血 194pt
17位：[ｺ]ヨスガノソラ 156pt
18位：[ｺ]ToLOVEる 111pt
※[ﾗ]ライトノベル1巻目参照、[ｺ]コミック単行本1巻目参照
短観ではバクマン。が1位でしたが最終的には「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」がトップセールスを記録しました。しかもライトノベルでこの勢いというのは相当なものだと言えると思います。ライトノベル勢では禁書目録が最終的な順位を上げています。もともと安定して売れている傾向はありましたので、その勢いが続きに続いていると言っていいでしょう。
売上上昇比率(%)
（短観ではイカ娘が驚異の3000%を記録）
01位：侵略！イカ娘 1396%
02位：咎狗の血 1052%
03位：えむえむっ！ 612%
04位：それでも町は廻っている 603%
05位：ヨスガノソラ 570%
06位：神のみぞ知るセカイ 499%
07位：FORTUNE ARTERIAL 436%
08位：そらのおとしもの 398%
09位：百花繚乱 366%
10位：海月姫 342%
11位：俺の妹がこんなに可愛いわけがない 326%
12位：バクマン。 270%
13位：ToLOVEる 222%
14位：おとめ妖怪ざくろ 211%
15位：GIANT KILLING 174%
16位：とある魔術の禁書目録 173%
17位：心霊探偵八雲 150%
18位：荒川アンダーザブリッジ 105%
それでもやっぱり強かったイカ娘。
前四半期比で14倍もの伸びを記録して侵略されましたでゲソ。
また、ヨスガノソラが最終的にはかなり伸びてきてましたね。
いいタイミングで続巻も発売されてましたので。
まぁこうしてみると、販売冊数では上の方にいた禁書目録はもともとよく売れていたというのがこのデータから裏付けることが出来るかと思います。
さて、この企画では最終的に販売ポイントと上昇率をかけ合わせた数値で「書店の売場から見てアニメ化によって盛り上がった作品」の順位をつけております。四の五の言わずに早速結果を見てみましょう
人気指数(pt)
まずは６位から１８位まで一気に！（この指標にはアニメのタイトルを入れてます。）
第06位：「咎狗の血」2037pt
第07位：「えむえむっ！」1570pt
第08位：「海月姫」1344pt
第09位：「百花繚乱」1250pt
第10位：「そらのおとしものf」1178pt
第11位：「GIANTKILLING」993pt
第12位：「ヨスガノソラ」886pt
第13位：「FORTUNE ARTERIAL 赤い約束」869pt
第14位：「とある魔術の禁書目録」731pt
第15位：「おとめ妖怪ざくろ」682pt
第16位：「心霊探偵八雲」516pt
第17位：「荒川アンダーザブリッジ2」393pt
第18位：「もっとToLOVEる」246pt
多少順位変動はありましたが、まぁこんな感じかなと思います。
個人的には「百花繚乱」を売場で押してまして、いけるだろうとおもっていたのですが予想よりも動きが悪くて失敗したなぁと反省している次第ですorz
それでは上位の発表に移りましょう。
【第5位】2506pt
「バクマン。」
さすがジャンプの連載作品といったところでしょうか。もともと売れていた作品ではありますが、もともとの販売推移にある程度のアニメ化効果が上乗せされた感があります。
【第4位】2511pt
「神のみぞ知るセカイ」
数値としてはバクマン。とかなりの僅差にはなっていますけれども、上昇率がバクマン。よりもかなり高めでしたので、アニメ化の勢いはかなりのものだったと言っていいと思います。
【第3位】3261pt
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
ホントよく頑張ったと思います。版元の小刻みな補充があったおかげですね。
ただ、もともと売れていた作品でしたので上昇率でちょっと伸び悩んだ感が。ただまちがいなくいろんな意味で話題をさらいつづけていた作品なのは間違いないですね。
【第2位】4015pt
「それでも町は廻っている」
販売数、上昇率ともに申し分ない結果です。大きく話題になることはありませんでしたけれども、それでも観る人の心をつかんで、そして原作を買おうと強く思わせるほどの作品だったと言えるでしょう。
そして
栄えある
第1位はっ
【第1位】5813pt
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「侵略！イカ娘」
最終的にも 大☆勝☆利 だったイカ娘。
私の店1店舗だけでも最後まで勢いが止まることはありませんでした。
やったねイカちゃん！
というわけで、2010年10月開始の秋アニメ、一書店の売場的な人気で一番だったのは「侵略！イカ娘」でした！侵略完了おめでとう！
次は2月に入ってから1月開始の冬アニメの短観考察をやりますのでそちらもお楽しみに〜
【関連】
・2010年秋アニメの人気を書店の売場的に考察（2010.11.14）
・2008春アニメの人気を書店の売場的に考察（2008.05.06）※
・2008冬アニメの人気を書店の売場的にまとめ考察（2008.4.23）※
・2008冬アニメの人気を書店の売場的に考察 （2008.02.05）※
・2007秋アニメを書店の売場的にまとめ考察（2008.01.14）
・2007秋アニメを書店の売場的に考察（2007.10.28）
（※印の5記事は前身のサイトに飛びます。）
うん、別にイカ娘をごり押しで1位にするための記事として書いてるつもりはないんですけどね・・・orz
